苦しいスタートと昨季の反省
2024/25シーズンは、シティにとって異例の「無冠」シーズンでした。プレミアリーグでは3位に終わり、FAカップやチャンピオンズリーグでも早期敗退。黄金期を築いたグアルディオラ体制に陰りが見えると囁かれています。
そして25/26シーズン序盤も波乱含み。ブライトン戦やチェルシー戦で勝ち点を落とし、開幕ダッシュには失敗しました。王座奪還の道は平坦ではありません。
オッズと世間の見方
開幕前のブックメーカーの予想では、リバプールとアーセナルが優勝候補の最有力とされ、シティは3番手扱い。オッズは6〜7倍程度と、過去数年の圧倒的な評価からは後退しました。
それでも「ハーランドの得点力」「グアルディオラの修正力」を考慮すれば、シーズン中盤からの巻き返しを見込む声も根強くあります。
補強と戦力の現状
夏の移籍市場では大型補強を敢行。
- レイジ・チェルキ(リヨンから加入):創造性豊かな攻撃の起点
- ティジャニ・ライジェンダース(ミランから獲得):中盤の厚みを強化
- 若手有望株の昇格:フォーデン、ルイスら生え抜きと融合
一方でデ・ブライネらベテラン勢はピークを過ぎつつあり、世代交代をどう進めるかが大きな課題です。
注目の主力選手
- エーリング・ハーランド:依然としてゴールマシン。リーグ得点王の本命。
- フィル・フォーデン:攻撃のリーダーシップが試されるシーズン。
- ロドリ:中盤のバランスを整える不可欠な存在。彼の復帰がチーム安定のカギ。
ライバルとの比較
- リバプール:クロップ退任後も新体制が機能。タレント揃いで攻守のバランス良好。
- アーセナル:アルテタが率いる成熟したチーム。昨季2位の勢いを維持。
- チェルシー・ユナイテッド:若手育成と補強で台頭を狙う。
シティにとって、特にリバプールとアーセナルを直接叩けるかどうかが優勝争いの分水嶺となるでしょう。
注目すべき試合と展望
- リバプール戦(10月):シーズン前半最大の天王山。勝てば巻き返しの流れに乗れる。
- アーセナル戦(年明け):優勝争いの天王山。昨季の雪辱を果たせるか注目。
- CLとの両立:欧州の戦いも加わり、選手層の厚さが試される。
結論:王座奪還は可能か?
現状では「難しいが十分可能」と言えるでしょう。
開幕のつまずきで優勝オッズは低下しましたが、シティには依然として世界屈指の戦力と、修正力に定評あるグアルディオラ監督がいます。秋以降にチームが噛み合えば、再び連勝街道を突き進む可能性は高いです。
2025/26シーズン、マンチェスター・シティは「最後のグアルディオラ体制」で王座を奪還できるのか。サッカーファン必見の一年になりそうです。



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